「保険診療の入れ歯では噛めるようにならない」そんな説明を見かけることがあります。しかし入れ歯治療を得意とする歯科医師の立場からすると、それは誤った表現だと感じます。
保険診療で噛みやすい入れ歯を作れるか作れないかは、担当する歯科医師の力量にかかっているのです。決して「保険だから噛めない」ことはありません。
噛めない入れ歯になってしまう主な原因には、噛み合わせの位置がおかしい点が挙げられます。また入れ歯を使っていて痛みが出る、外れるといった問題は、入れ歯と歯ぐきとの間のすき間に端を発していることが多いのです。つまり噛みやすい入れ歯を作るには、この2点に注意して治療すれば良いと言えます。
「痛みの少ない・噛みやすい・外れない」入れ歯を作るため、当院では以下のポイントを重視しています。
精密な型どりや綿密な噛み合わせの分析をするには、手間も時間もかかります。しかし噛みやすい入れ歯を作るには、これらが欠かせないのも事実です。こうした手間を惜しまない治療と、これまでに1,000症例以上(※)の入れ歯治療を手掛けてきた歯科医師の豊富な治療経験が、保険診療でも噛みやすい・痛みの少ない・外れにくい入れ歯を製作できる理由です。
入れ歯を検討されている方、今お使いの入れ歯にお悩みがある方も、まずは一度ご相談ください。
※2023年現在
「入れ歯で噛むと痛い」「歯ぐきに強く当たる」「入れ歯がガタつく」こんな症状でお悩みではありませんか?
これらは、入れ歯の製作の過程で行うお口の「型どり」がうまくできていないことで現れる症状です。精密な型どりができていれば、噛みやすく、噛んでも痛みが出にくく、ガタつきにくい入れ歯の製作が可能です。
精密な型どりをするため、私どもは「印象材」と呼ばれる型どりの材料に工夫をしています。印象材の硬さは、弾性がありつつもゴムのような硬さから、さらさらと流れるようなゆるく柔らかい状態にまで調節が可能。「どんな患者さまにどの硬さの印象材を使うか」は、これまでに培ってきた判断基準を元に、お口の状況に応じて歯科医師がその都度判断し印象材の硬さを微妙に調整します。そうして、入れ歯の完成度を高めるための精密な型どりを実現しています。
さらに自費診療の入れ歯においては、症例に応じて個人トレーを使用。トレーとは、型どりの際に印象材をのせる容器のことです。通常は、既成のトレーに印象材を盛って型どりをします。それに対し個人トレーとは、その名の通り患者さまのお口の形に合わせて作るトレーです。自費の入れ歯を製作する際は、より精密な型どりが要求されるため個人トレーを使用します。
このように当院では精密な型どりを行うことで、快適に使える入れ歯の完成を目指しております。入れ歯が噛みにくい、噛むと痛い、ガタつく…といったお悩みがある方は、どうぞ私どもに入れ歯作りをお任せください。
自費診療の入れ歯には、保険診療のような細かいルールはありません。治療方法も材料にも制限がないため、患者さまのご希望に合わせた選択ができます。
入れ歯を薄く作り快適な装着感を実現したり、生まれ持った歯や歯ぐきに近い見た目の材料を実現したり、また部分入れ歯の金具をなくしたりと、より快適で自然な見た目の入れ歯を製作することが可能です。噛みやすいのはもちろん、見た目の良さも追求できる点が大きなメリットではないでしょうか。
保険診療にするか自費診療にするかは、患者さまのご希望で決めていただけます。当院では無理に自費診療をすすめるようなことはいたしません。双方のメリット・デメリットをしっかりとご説明しますので、ご自身が納得できる入れ歯をお選びいただければと思います。
「より快適に好きなものを食べたい」「見た目の良い入れ歯にしたい」そう望まれる患者さまのため、自費診療の入れ歯にはさまざまな種類をご用意しています。どうぞお気軽にご相談ください。
私どもは保険診療、自費診療で取り組む姿勢や情熱に違いはありません。患者さまのお口に合った入れ歯をご提供するために、誠実な治療を心がけています。
金属のクラスプ(留め金)を使用しない部分入れ歯です。
ノンクラスプデンチャー (金属なし) | 1本 110,000円 2~3本 120,000円 4~7本 138,000円 8~13本 148,000円 |
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ノンクラスプデンチャー(コバルト) ※個人トレー費用を含む | 268,000円 |
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ノンクラスプデンチャー(チタン) ※個人トレー費用を含む | 314,000円 |
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治療の期間・回数:1か月程度 ※その後、調整が何回か必要になる場合があります。
リスクや副作用:強い力をかけると割れる(欠ける)可能性があります。土台となるご自身の歯に負担がかかります。耐久性がやや劣るため、数年後に再作成が必要になる可能性があります。
歯ぐきにインプラントを埋め入れて、その上に入れ歯を被せる方法です。
インプラント オーバーデンチャー (ロケーター込み) | 100,000円 ロケーター交換費用 5,000円 ※緩くなった場合 |
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インプラント | 1本 300,000円 |
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CT撮影 | 10,000円 |
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サージカルガイド | 30,000~60,000円 ※1本追加ごとに10,000円追加 |
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治療の期間・回数:4~5回
リスクや副作用:インプラントを埋めるための外科手術が必要になります。インプラントが入れ歯の下にくるので、歯磨き、定期健診をきちんとしないと歯周病のリスクが高まります。
入れ歯の土台となる床(歯ぐきに接する部分)が、金属でできた入れ歯です。
金属床義歯 | 330,000~500,000円 |
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治療の期間・回数:1か月~1か月半、5~6回 ※その後、調整が必要になる場合もあります。
リスクや副作用:破損した場合、修理に時間がかかる可能性があります。金属の種類によってはアレルギーがでる可能性があります。加齢によるお口の中の変化により、定期的に調整が必要になる可能性があります。
欧米諸国での普及率が非常に高い入れ歯の製作システムです。一定水準を満たした歯科医師、歯科技工士のみが作製できます。お口の中の形態を精密に入れ歯に反映することができるため、外れにくく、噛みやすい入れ歯です。
BPSデンチャー(精密入れ歯・義歯) | 792,000円 |
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治療の期間・回数:2か月、6回~ ※調整が必要な場合、治療回数が増える場合もあります。
リスクや副作用:強い力をかけると割れる(欠ける)可能性があります。
※金額は税込み表記です。
使用中の入れ歯がある場合は、調整します。
お口の中を検査します。
お口がどんな状態なのかをご説明し、治療計画をご案内します。
あごの形や頬の動きを確認し、入れ歯をつくるための「型取り」を行います。
型取りしたデータをもとに、歯科技工所で入れ歯をつくります。
完成した入れ歯をお渡しし、使い方やお手入れの方法をご案内します。
月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | 日 | |
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午前 | ─ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ─ |
午後 | ─ | ○ | ○ | ○ | ○ | ◎ | ─ |
午前: 9:00~12:30
午後:14:00~18:30
◎: 14:00~17:00
休診日:日曜・月曜・祝日
※祝日のある週の月曜日は診療いたします。